大会種目になることも多いクリケットゲーム
クリケットゲームは、ダーツが3ヒットして初めて得点になります。
ダーツがヒットして有効となるナンバーは、「クリケットナンバー」と呼ばれる15~20とブルの7カ所。
0点からスタートして各プレーヤーが1スローし、クリケットナンバーにダーツを入れて得点を競います。
ただし、ナンバーがそのまま得点になるわけではありません。シングルにヒットすると1マーク、ダブルは2マーク、トリプルは3マークで、ナンバーに3マークを付けると「クローズ」の状態になります。
先にナンバーをクローズしたプレーヤーが、そのナンバーに入ることで、シングルならシングルの点数が得られます。
ほかのプレーヤーは、クローズされたナンバーに入れても得点になりませんが、そのエリアに3マークつけると無効にできます。
無効になったエリアは、どのプレーヤーがダーツを入れても得点にはなりません。
また、プレーヤー同士の点差が200点以上開くと、リードしているプレーヤーはそれ以上得点することができなくなり、それを「オーバーキル」といいます。
すべてのクリケットナンバーが無効になるか、既定のラウンド数になるとゲーム終了。その時点で最も点数が高いプレーヤーの勝利となります。
クリケットゲームは勝負所を読もう
クリケットゲームは陣取りゲームの要素が高く、先攻が有利となります。先攻は20などの高得点を先にクローズし、得点を重ねるのが基本的な戦術です。
ただし、リードを保つには後攻がクローズしたナンバーを無効にすることも大切なので、中盤以降は得点をしながら無効にするを繰り返し、逃げ切りを狙いましょう。
ちなみに、点数が高い20から狙うのがセオリーですが、20→19→18では場所が離れているので狙いづらくなります。
20→18や19→17であれば、ターゲットが横移動するだけなので狙いやすくなります。特に16.19.17.15は下半分に密集しているので、序盤はこのあたりが狙い目です。
後攻になった場合は、ほかのプレーヤーの得点源となっているクローズナンバーの無効化も考えつつ得点を重ね、プレッシャーをかけましょう。そして、逆転のチャンスでは一気に攻勢に出ます。
クリケットゲームでは、必ず勝負所というものが存在します。
ただやみくもに得点を狙うのではなく、ゲームの流れを読み、残りのラウンド数も考えながら、ゲームを進めていくことが勝利のカギとなります。
クリケットゲームの楽しみ方はいろいろ
クリケットゲームには、いろいろなゲームがあります。
上で紹介したのは「スタンダードクリケット」です。
ほかにも「ランダムクリケット」「セレクト・ア・クリケット」「ヒドゥンクリケット」などがあります。
3人以上でプレーする場合、クローズして入れた点数がプレーヤーにも加算され、最も点数が少ないプレーヤーが勝利となる「カットスロートゲーム」というオプションルールも設定できます。
いずれも基本的なるルールは「スタンダードクリケット」と同じなので、クリケットゲームに慣れてきたら、いろいろな種類を楽しんでみてください。