正しいダーツのグリップ
ダーツの持ち方をグリップと呼びます。グリップは体で唯一ダーツに触れる部分です。
グリップはダーツを直接操作するため、全ての基本であり、最も重要な部分といえます。だからこそ、正しいグリップの習得はダーツ上達には欠かせない要素となります。
3(スリー)フィンガーの作りかた
1. ダーツの重心を見つける
ダーツを1本の指に乗せて、左右のバランスが取れたところがダーツの重心部です。
まずは重心部を見つけて、そこを人差し指の第2関節あたりに乗せましょう。
2. ダーツの重心部を押さえる
人差し指と親指でダーツの重心部を挟むようにして、親指の腹でダーツを押さえます。
このとき、あまり力を入れ過ぎないように注意してください。
3. グリップ全体を安定させる
中指をダーツの横から添えて、グリップ全体を安定させてグリップを完成させます。
中指はあくまでもガイドなので、力を入れる必要はありません。
4(フォー)フィンガーの作りかた
1. ダーツの重心を見つける
3フィンガーの場合と同様、まずはダーツの重心部を見つけましょう。
そして、そこが人差し指の第2関節あたりに乗せるようにダーツを置きます。
2. ダーツの重心部を押さえる
人差し指の上に乗ったダーツの重心部を親指の腹で押さえます。
持つというより「挟む」イメージで、力み過ぎないように注意してください。
3.4本の指でダーツを支えて完成
中指をダーツの上から、薬指をダーツの横からそれぞれ添えてグリップ完成です。
中指と薬指はあくまでガイドです。握るというより、挟むようなイメージでグリップすることがポイントです。
2(ツー)フィンガー
2(ツー)フィンガーは投げる前にズレやすいですが、リリースする瞬間は、3でも4フィンガーでも親指と人差し指でダーツを支えます。
ペンシル
名前のとおり鉛筆と同じようにダーツを持ちます。余計な力が入りやすいので注意してください。
ダーツのグリップのキモは親指と人差し指
ダーツのグリップはルール上の規定がないので、どう持つかはプレーヤーの自由です。
見た目にキレイでなくても、持ちやすく投げやすいのであれば、それがその人にとって最適なグリップになります。
しかし、最初から基本を無視してはダーツの上達は望めないでしょう。
まずは、主流となる「3フィンガー」か「4フィンガー」グリップを身に付けましょう。
いずれもダーツの重心部を親指と人差し指で挟んで持ち、そこに中指や薬指を添えて安定させます。
安定したグリップをつくるには、親指と人差し指でダーツを安定させ、しっかり投げられるように持つことが大切なポイントになります。
スローイングで腕のスピードが乗り切ってダーツを放てれば、しっかり投げられている証拠です。
しっかりダーツを投げるには、できるだけ助走距離を稼ぐこと、つまりダーツを長く持つことが大切です。
ダーツを何本の指で持っても、ダーツを投げるようにして手を出す場合、腕の可動範囲の関係で最後に残る指は、親指と人差し指です。
なので、この2本の指で程よく力が抜けた状態で、リキまずにダーツを持つことが大切です。
グリップに力が入るとスローイングでスナップが効かず、腕全体にも力が入ってスムーズなスローイングができません。
いろいろな力加減を試してみて、自分にとってベストなグリップを探し出してください。