ダーツのフォームのポイント
ダーツの上達にはフォームを固まることが必要不可欠です。
ダーツのフォームには、「グリップ」「スタンス」「セットアップ」「テイクバック」「スローイング(リリース&フォロースルー)の5つで構成されます。
それぞれの技術を向上させるのは当然ですが、まずは「体を動かさないこと」が基本となります。
フォームはスローイングの土台であり、ダーツの発射台になります。その土台となる体が動くと、ダーツの軌道を安定させることは不可能です。
なかなかスコアが伸びない初心者・中級者は、体が動いてフォームが安定していないことが多くなります。
まずは、体が動かないフォームづくりを優先してください。
ダーツを投げるときに動くのは、利き手のみです。リリースまでは利き手のヒジを支点にして、そこから先だけを動かすようなイメージです。
ダーツを日課にしている人であれば、1~2時間くらい投げ続けても平気だと思いますが、ダーツを初めて間のない人は、腕や足が痛くなると思います。
これは、ダーツに必要な筋力がついていない証拠で、体が動くのも筋肉不足が原因となることがほとんど。まずは、ダーツに必要な筋肉をつけるところから始めましょう。
最初の3ヶ月くらいは無理をせず、楽しみながらで良いので、とにかく投げ込んでダーツができる体を作りましょう。
特に女性のプレーヤーは「物を投げる」こと自体あまり経験がない人が多いと思います。
そして、「ダーツは力で投げる」ものではないという感覚も掴んでほしいところです。
ダーツのフォームを構成する5つのポイント
1. グリップ
3本の指でバレルを持つ3(スリー)フィンガーと、3フィンガーに薬指を添える4(フォー)フィンガーが主流になります。
バランスを取るため、ダーツの重心部分を持つことが基本になります。
2. スタンス
下半身の安定がフォーム全体を安定させます。そのため、フォームの中でも特に重要な部分です。
スローラインに対して斜めに立つ「ミドルスタンス」が主流になります。
3. セットアップ
セットアップは、ダーツを投げる前のフォーム全体を指します。
この時点でしっかり狙いを定めることがポイントです。
毎回同じセットアップができれば、プレーとスローイングが安定します。
4. テイクバック
ダーツに推進力を与えるための「助走動作」がテイクバックです。
左右にブレることなく、ヒジを支点に真っすぐ引くことがポイントで、引いた位置で止めずに一連の動作で流れるようにリリースに向かいましょう。
5. スローイング(リリース&フォロースルー)
ダーツを放ち、腕を送り出す動作がスローイングです。
ヒジから先を最後まで真っすぐ振り抜くことがポイントで、セットアップ同様、上級者になるほど毎回フィニッシュの形が安定していきます。